信吉真璃奈(のぶよし まりな)
経歴
東京大学大学院教育学研究科臨床心理学コース修士・博士課程修了。日本学術振興会特別研究員DC2を経て,現在,都内精神科クリニック,東京都中央区保健所
臨床歴
東京大学医学部附属病院こころの発達診療部,三井記念病院精神科(インターン),東京大学法学部学習相談室,東京大学理学系研究科・理学部学生支援室,東京大学大学院教育学研究科附属心理教育相談室
資格
(財)日本臨床心理士資格認定協会 臨床心理士 ・ 公認心理師
専門領域
自閉スペクトラム症を持つ成人や子どもの特性理解の支援,発達障害を持つ子どもの保護者支援,感覚過敏など感覚に関連する困り感への支援,発達の偏りを持つ子どもへの学習支援,強迫性障害・チック症等に対する認知行動療法
メッセージ
大学院では認知行動療法を中心に様々な心理療法を学び,医療・教育・福祉の現場で経験を積んでまいりました。特に,自閉スペクトラム症など発達の偏りのある方々へのカウンセリング,心理検査に多く携わっております。
カウンセリングではプライベートなことをお話していただくため「どんなことを聞かれるんだろう?」「うまく話せないかも・・」などご不安を感じる方も少なくないのではないかと思います。そのためカウンセリングでは,お話しやすいあたたかい雰囲気づくりを心がけ,ご相談者さまのペースを大切にしていきたいと思っています。
すらすらとお話できる必要はありませんし,言っていいこと・いけないことなどもありません。ぜひ気軽なお気持ちでご相談にいらしていただきたいなと思います。カウンセリングを通してご相談者さまの困りごとが軽くなり,得意なことを活かしながら自分らしく生活できるようになるよう全力でサポートいたします。
業績
- Matsuda, N., Nonaka, M., Kono, T., Fujio, M., Nobuyoshi, M., & Kano, Y. (2020). Premonitory Awareness Facilitates Tic Suppression: Subscales of the Premonitory Urge for Tics Scale and a New Self-Report Questionnaire for Tic-Associated Sensations. Front. Psychiatry, 11, 592.
- Goto, R., Fujio, M., Matsuda, N., Fujiwara, M., Nobuyoshi, M., Nonaka, M., ... & Kano, Y. (2019). The effects of comorbid Tourette symptoms on distress caused by compulsive-like behavior in very young children: a cross-sectional study. Child and adolescent psychiatry and mental health, 13, 28.
- 信吉真璃奈 (2018). 日常生活における共感覚の体験 ――共感覚の対象に着目して―― 臨床心理学, 18, 91-101.
- 信吉真璃奈・金生由紀子・松田なつみ・河野稔明・野中舞子・藤尾未由希・下山晴彦 (2018). 日本語版感覚ゲート尺度(SGI)の信頼性と妥当性の検討, 心理学研究, 89, 507-513.